賃貸と持ち家ってどっちがいい?メリット・デメリットを集めてみました!
よく問われる、あなたは賃貸派VS持家派??という問題。
議論になるとこんな声が聞こえてきそうです。
「私には、一生賃貸の方が変化に対応できるので向いている!」
「イヤ、家賃を払い続けるくらいなら、将来は資産になるし絶対に買った方がよい!」
どちらも正解であり、どちらも間違っているということはないでしょう。
自分の将来って数年後にどうなっているか、誰も予想はできないですし、予想しても思った通りに行くとは限らないですよね。
今の日本では、若いころは賃貸住まい。結婚をして子供を持つようになる頃には、夢のマイホーム!という考えが根付いていますね。
それでも、少しずつ時代の変化も感じられるようになってきています、最近では一生賃貸という声も増えてきているように思います。
今回は、賃貸派のメリット・持ち家派のメリットを改めてピックアップします。
賃貸のメリット
まずは、賃貸のメリットはこんな感じです。
- 好みに応じて住み比べが出来る
- 周辺トラブルや深刻なトラブルに巻き込まれても住居を変えられる
- 家族構成の変化に対応しやすい
- 既設の設備のメンテナンス費用がかからない
- 賃貸には税金がかからない
好みに応じて住み比べが出来る
一生涯同じ場所に住み続けるという方は、ほぼいません。
生きていく中で興味は移ろうものですね。海外移住や都心部から田舎暮らしなど、思い立ったら即行動!という方にはメリットは高いです。
このように、賃貸では自分の生活スタイルに合わせて気軽に好きな場所に引っ越すことができるのです。
周辺トラブルや深刻なトラブルに巻き込まれても住居を変えられる
近隣住人とのトラブルに巻き込まれた場合、いざとなれば住居を直ぐに変えられるため、持ち家に比べ悩みが深刻化しない。
家族構成の変化に対応しやすい
人生は、長いです。結婚、離婚、子供の独り立ち、夫婦の死別など家族構成の変化に合わせて部屋をチェンジできるのは、気が楽ですね。
このように、賃貸では自分の状況に合わせて家を選ぶことができるのです。
既設の設備のメンテナンス費用がかからない
賃貸においては、入居時から既に部屋に設置されている設備は、その部屋のオーナーの所有物です。
したがって、経年劣化による故障の場合は設備の所有者であるオーナーが原則として修繕費を負担します。
室内の既存設備について入居者は突発的な出費を心配しなくてもいいのです。
賃貸には税金がかからない
持ち家のように土地・建物という資産を所有していると、毎年固定資産税という税金を支払わなければなりません。
賃貸には税金はかかりません。
賃貸のデメリット
続いて賃貸のデメリットはこんな感じです。
- 家賃を払っても資産が残らない
- 入居時に審査がある
- 室内に造作を加えられない(好きにリフォームできない)
家賃を払っても資産が残らない
家賃をどれだけ長い期間、支払い続けてもその後に何かが手に入ることはありません。
この点が賃貸と持ち家の決定的な差であるといえます。
人生において支払う家賃の総額を見積もってみると、賃貸に住み続けることが割高である場合も多くあります。
入居時に審査がある
賃貸の場合は毎月の家賃を払えるだけの資力があったとしても、高齢者や外国人は入居時の審査で入居を断られる場合があります。
そしてそれは大家さん独自の判断によるところが大きいため、自分の努力で如何ともし難い要素なのです。
室内に造作を加えられない
入居者の判断で大家さんの承諾なくエアコンを新しいものに交換したり、壁に穴を開けたりすることはできません。
そして、承諾があったとしても、退去する際に原状に戻すことを条件にされる場合が多いため、造作の費用に加えて原状回復の費用が重ねてかかってしまうことになるため注意が必要です。
持ち家のメリット
持ち家のメリットはこんな感じです。
- ローン完済後には資産が残る
- 一生涯住み続けられる
- 建物の内装も外装も自由にコーディネートできる
- 住宅ローンは保険商品の役割を担う
ローン完済後には資産が残る
先程、賃貸では家賃を払い続けても何も残らないと伝えました。これに対し、持ち家の場合は土地と建物という資産が残ります。
したがって、場所によっては土地に賃貸アパートを建設してその一室に住み続けながら賃料収入を得られたり、土地と建物自体が高値で売れたりすることもあり得ます。
加えて、子供や孫にその資産を引き継げるということも大きなメリットでしょう。
一生涯済み続けられる
当然ですが持ち家の場合、自宅は自分の所有物ですので、賃貸と異なり追い出される心配がありません。
一方、賃貸の場合は貸主の事情で借主を追い出すということも稀にあり得ます。
その心配をせずに自分の住み慣れた家に安心して一生涯済み続けられるのは人生プランを立てるうえでも非常に安心材料になります。
建物の内装も外装も自由にコーディネートできる
持ち家ならば、内装をどのようにリフォーム・リノベーションするのも自分の自由です。
例えば、水回りの設備を最新のものに丸ごと取り替える、バリアフリーのための手摺を付設するといったことも随時できます。
つまり、自分や両親または子供の年齢に応じて暮らしやすい家にカスタマイズできるというメリットがあるのです。
住宅ローンは保険商品の役割を担う
住宅ローンを利用する際、必ずと言っていいほど金融機関から団体信用生命保険への加入が求められています。債務者が死亡・高度障害状態となった場合に生命保険としての役割を果たします。
持ち家のデメリット
持ち家のデメリットはこんな感じです。
- 一度購入すると引越が極めて困難
- 家族構成や転勤などの状況の変化対応しにくい
- ローンの支払いが家計を圧迫する
- 固定費がかかる
一度購入すると引越が極めて困難
持ち家の場合は土地も建物も自分のものですので、よほどの資金的余裕(全国各地に複数の家を買えるレベル)がない限りはその家に定住する覚悟が必要です。
すなわち、家を購入すると、資金的にも場所的にも拘束されるということはデメリットになり得るといえます。
もし、ご近所トラブル・欠陥住宅などがあった場合は、簡単に移り住めないプレッシャーはありますね。
家族構成の変化や転勤などの状況に対応しにくい
物件購入後に転勤の辞令が・・・なんてよくある話ですね。
ローンの支払いが家計を圧迫する
多くの場合、家を購入する際には住宅ローンを組むことになります。
これは多くの方が35年間に渡って家の購入資金に金利を乗せて支払い続けるということです。
当然ですが、一時的に資金的に厳しくなっても、毎月の支払いは続きます。
一方、賃貸であればそのような場合には賃料の安い住居に引っ越したり、実家に戻ったりすることで住居にかかる費用を抑えることができます。
固定費がかかる
持ち家においては、ローンの支払い以外にも様々な固定費がかかります。
例えば、設備の修繕費や維持費、税金(固定資産税および都市計画税)、これらに加えて分譲マンションであれば管理費および修繕積立金が毎月ないし毎年必ず発生します。
資産を持つことにはコストが伴うということは忘れてはならない重要な点です。
賃貸と持ち家ってどっちがいい?メリット・デメリットを集めてみました!まとめ
住宅ローンを組んで持家を購入すれば、縛られる不自由さは感じますが、安心感やステータスにつながる印象がありますね。
子供たちものびのびと成長できそうな空間に思えます。
冒頭にもお伝えしましたが、
今の日本では、若いころは賃貸住まい。結婚をして子供を持つようになる頃には、夢のマイホーム!という考えが根付いていますね。
それでも、少しずつ時代の変化も感じられるようになってきています。
最近では一生賃貸という声も増えてきているように思いますし、これから日本人のライフスタイルがどのようになっていくのか楽しみですね。