有名ハウスメーカーが建てる賃貸住宅ってどうかな？
でもその分、家賃が高い！ってのがネックでしょうか。
お部屋探しをしていると、素敵なお部屋って色々ありますよね。
昔懐かしい雰囲気のお部屋や機能性の高い現代的なお部屋、デザイナーズマンションなどなど。
色々なお部屋を見て回っていると「以前に見に行った部屋とよく似ているな」と思った経験はありませんか。
お部屋だけではなく、建物の外観やエントランスも似ていたのではないでしょうか。
もしかすると、同じハウスメーカーが建てた賃貸物件だったのかもしれません。
今回は、人気の高い大手ハウスメーカーの賃貸住宅の話をしたいと思います。
ハウスメーカーとは？
実はよく耳にしますが、ハウスメーカーという言葉に定義はありません。
よく聞くハウスメーカーって実は定義はない
実はよく耳にしますが、ハウスメーカーという言葉に定義はありません。
よく使われるイメージでいうと『広範囲の規模で展開する住宅建設会社』に対する呼称です。
基本的には、有名な建設系の企業を指していることが多いですね。
どういった企業かというと、積水ハウス、セキスイハイム、大和ハウス、パナソニックホームズ、旭化成、ミサワホーム、住友林業、三井ホームなどが代表でしょう。
工務店とハウスメーカーの違い
建物を建築する時には、「工務店」か「ハウスメーカー」に依頼する事になります。
工務店とは、多くの場合が地域に密着した小規模な建築会社
間取りやデザインなどを施主と共に作り上げていくのが工務店です。
細かい要望なども聞き入れてもらえることも多く、自由度の高い設計が可能です。
耐震や防火等の機能に関しては、建築基準に基づいた一般的なものが多いようです。
ハウスメーカーとは、全国展開をしている
建築部材等を自社工場で生産している割合が高く、規格や品質が統一されています。
中には工場でお部屋の大半を製造し、現地ではブロックを積み上げるように建築するような工法もあります。
ハウスメーカーで建築する建物の多くは規格が定まっているため、自由度は低くなってしまいます。
耐震や防火、防音等に独自の技術を開発している会社もあり、高性能の建物を建築する事が可能です。
ハウスメーカー系の賃貸物件は安心？
ハウスメーカー系だから絶対に安心とは限りませんが、一般の工務店で建てられている建物より高額な家賃設定になるにも関わらず、賃貸物件として人気が高いのは確かです。
ハウスメーカーは、ブランドとしての知名度もありますので、ブランドイメージを維持する為にも品質は、期待できるでしょう。
更にどちらの企業も最新の技術を研究し変化し続ける力を持った企業ですね。
悩むならハウスメーカー系の賃貸物件を選んでおくのが良いかもしれません。
ハウスメーカー系の賃貸物件は、性能の高さが魅力
阪神淡路大震災や東日本大震災を経験し、「耐震性」は非常に重要なポイントになっています。
もちろん、工務店で建築した建物も建築基準をクリアしており、耐震性は確保されています。
ですが、ハウスメーカーで建築した建物は、会社独自の技術によってさらに高い耐震性を持っています。
また、現地施工ではなく工場生産することにより、建物の精度が高くなっている事も耐震性の向上に繋がっています。
独自の燃えにくい部材や断熱材、防音材を使用し、防火、防音性能をアップしている建物もあります。
建築基準をクリアするのはもちろんのことですが、差別化を図るための様々な独自技術により建物の安全性が高くなっているのがハウスメーカーの特徴と言えるでしょう。
ハウスメーカーの賃貸建物の管理は関連会社が行っているので安心
ハウスメーカーで建築された建物の多くは、そのハウスメーカーの関連管理会社が管理しています。
多くの場合、オーナーさんと建築時の契約に含まれているためと思われます。
その為、ある程度の年数が経過し、契約期間が満了した時点から管理会社が変更になる事も多いようです。
建築した建物はハウスメーカーの広告塔としての役割もありますので、関連会社はキレイな状態をキープするためにしっかりとした管理作業（清掃等）をしてくれます。
このようなポイントも、ハウスメーカー系賃貸物件の人気の理由になっています。
家賃設定は若干高くなっています
ハウスメーカー系賃貸物件は、その建物の精度の高さや建築部材の品質等のために建築費用が高くなってしまいます。
そのため、同じ程度の広さの賃貸物件と比較すると、家賃は高めになっています。
それでも人気があるのは、家賃に見合うだけの性能があることが理由になっています。
有名ハウスメーカー系の賃貸住宅と、その特徴を紹介します
賃貸物件を建築しているハウスメーカーを紹介します。
各社特徴がありますので、お部屋探しの時の参考にしてください。
積水ハウスのシャーメゾン
「シャーメゾン」を扱っている積水ハウスは、積水化学工業から独立した会社です。
建築会社の売り上げランキングや着工棟数ランキングでは常に上位に位置しています。
ハウスメーカーとしての実績面ではナンバー1といって間違いないでしょう。
積水ハウスのシャーメゾンの最大の特徴は重量鉄骨も採用している点です。
一般的にアパート建築には軽量鉄骨が多いのですが、重量鉄骨を採用する事でデザイン性に自由度がアップし、耐震性能が大幅に上がっています。
高級感のある物件をコンセプトにしていますので、内装外装共に非常にオシャレな物件が多く、常に人気が高い建物です。
床材等の防音性も高く、騒音トラブルが少ないのも人気の理由になっています。
お部屋の性能は非常に高いですが、家賃は高めです。
地域差はありますが、一般的な賃貸物件と比較すると、2割程度高く家賃設定されている物件が多いようです。
セキスイハイムの賃貸住宅
積水ハウスとは違い、セキスイハイムは積水化学工業の連結子会社です。
工場で建物ユニットを組み立てる、ユニット工法が最大の特徴です。
高い断熱性と耐震性能を持っており、機能性や収納力も高く人気があります。
内装の素材にもこだわりがあり、デザイン性があるオシャレな物件が多いようです。
ユニット工法によるコストパフォーマンスの良さもあり、他のハウスメーカー系の賃貸物件よりは比較的家賃はお手頃なようです。
大和ハウスのD-Room
大和ハウス工業も、売り上げ、着工棟数ランキングで常に上位に位置している一流企業です。
D-Roomの特徴は、なんといっても機能性の高さです。
収納力の高さや、キッチン、洗面台が使いやすいと評価が高くなっており、特に女性やファミリーに人気があります。
浴室が広く、大きな浴槽を採用している物件が多いのも特徴の1つになっています。
防音性能も高く非常に人気がありますが、こちらも家賃は高めの設定になっている物件が多いようです。
D-Roomについては、別の記事で詳しく説明をしています。
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旭化成ホームズのへーベルメゾン
へーベルメゾンを扱っている旭化成ホームズは、旭化成グループの住宅事業を担っている会社です。
へーベルメゾンの特徴は、優れた耐火性能を持つコンクリート「へーベル」を採用している外壁にあります。
軽量、耐火、断熱、遮音、耐久性が高く、非常に高性能な外壁を採用する事で建物の性能を大幅に上げています。
独自の制震フレームと合わせて非常に高い防災能力を持ちます。
阪神淡路大震災の際に、多くの住宅が消失していく中で、へーベルを使用した建物が倒壊せずに残っていたことで注目を集めることになりました。
最近増えてきている川の氾濫による災害時も、へーベルの建物は流されずに残っていたと言われています。
地震や火災、濁流等あらゆる災害に強い面が、旭化成ホームズの物件の最大の特徴になっています。
家賃は高めだが、それに見合うだけの高性能
一般的な物件と比較すると、ハウスメーカー系の賃貸物件は家賃が高めに設定されています。
建築費用が高くなってしまうことが原因ですが、建築費用の高さは建築部材の品質が良いためです。
建物性能の高さで快適に生活が出来ることはもちろんですが、収納力の高さから収納家具を買う必要が無くなったり、断熱性能の高さから光熱費が抑えられたりと、家賃の高さを相殺できる可能性もあります。
1度お部屋まで足を運んで、オシャレな内装や機能性の高さを目で見て確認することをオススメします。
有名ハウスメーカーが建てる賃貸住宅ってどうかな？まとめ
俗に言われるハウスメーカー系の賃貸マンションは、人気も家賃も高いのが特徴です。
そんなハウスメーカー系の賃貸物件でもトップレベルの人気があるのが、積水ハウスのシャーメゾンと大和ハウスのD-Roomではないでしょうか。
これらは、賃貸物件の供給も多くあるので、お部屋探しをされる際は不動産会社の方へ是非、お尋ねください。
その他有名どころの企業は、セキスイハイム、パナソニックホームズ、旭化成、ミサワホーム、住友林業、三井ホームなどなど…。
これらも、実際のお部屋を内見して確認してみてください。
