賃貸契約もオンライン化!IT重説とオンライン内見をすれば、不動産屋へ来店不要です
ただ、オンラインだと分かりづらいこともありますし、住む場所なので慎重に進めてくださいね。
賃貸契約をするためには多くの場合、不動産会社に来店して実際に希望物件の内見をしてから契約という流れです。
それが、これからは賃貸契約もオンラインでやってしまおう!という流れがあります。
ただ、これだけインターネットが拡大していたとしても、賃貸契約はAmazonで商品をポチっとするのとは訳が違います。
契約事ですから、沢山の確認事項が必要で慎重に進めていきましょう。
今回は、オンラインで賃貸契約する際の流れを説明したいと思います。
賃貸契約をオンライン化する3つの要素
賃貸契約をオンライン化するための課題は、3つあります。
①現地に行かずにどうやって物件を見るか。
②不動産の契約に絶対に必要な重要事項説明をいつ、どうやって聞くか。
③契約書のやり取りをどのようにするか。
これらをオンラインでやってしまおう!という流れが出来ています。
実際にどのように課題をクリアしているのか詳しく説明していきます。
①現地に行かずに内見するにはオンライン内見を使う
賃貸契約をする上で重要なのは希望物件の間取りや実際のお部屋の雰囲気です。
ネット上で写真を見ることができますが、細かい部分までは見ることができないため内見は来店するのが一般的です。
しかし、この内見さえも通信速度の発達によりオンライン内見で行うことが可能になってきたのです。
スマホ一つでオンライン内見が出来てしまうのです。
今まで遠方にいるために物件の内見が出来ないという方は、ご家族に代わりに見てもらうことや物件の写真で確認するしかありませんでしたね。
オンライン内見の方法
不動産会社の営業マンが物件現地に向かい、ご自身は自宅にいながらスマホのTV電話などを使用し室内を見るだけです。
オンライン内見については別の記事で詳しく説明しています。
賃貸物件のオンライン内見とは?メリットとその注意点を解説 賃貸物件を借りる際に必ず行うのが物件の「内見」です。 実際に足を運んで、自分の目で見て確かめないと雰囲気がわかりません。 ですが、最近増えてきているのが「オンライン内見[…]
②契約には、必須事項の重要事項説明も、IT重説で大丈夫
皆さんはIT重説というワードを聞いたことはあるでしょうか?
IT重説とはテレビ電話などを活用して行う重要事項説明のことであり、日本では2017年10月から運用されているシステムです。
従来、対面で宅地建物取引士自ら顧客に建物に関する重要事項を説明するように義務付けられていましたが、双方にテレビ電話などのオンライン通信の環境があれば、重要事項説明が可能になったのです。
これによりオンライン上での対面でも質疑応答や重要事項説明が受けられるようになり、契約までオンラインで行うことが可能になったのです。
なかなか時間が取れずに来店が難しい場合でも、自宅にいながら契約に関する重要事項説明が、聞けることは非常に契約者にとってプラスです。
③契約書のやり取りはレターパック
住みたい物件が決まり、入居審査も通過し、IT重説を受けた。となれば、次は契約書の記名押印という流れになりますね。
実際に契約書は、レターパックなどの郵送を希望すれば不動産会社も対応してくれるので、わざわざ店頭まで取りに行くという行為は不要ですね。
更に付け加えると、最近の賃貸契約では書面を使わずに電子契約をするケースも増えています。
この電子契約が普及すると更にオンライン化が進んでいきますね。
電子契約が増えている
電子契約はオンライン上で署名して契約する方法です。
オンライン上での署名は印鑑と同等の効力があり、データとして残るため紛失の心配が少ないというメリットがあります。
賃貸契約はオンラインで全て可能?
結論を言えば、不動産会社に来店不要で賃貸契約をすることは可能です。
上記で説明したオンライン内見で物件を見て、IT重説を活用して、レターパックで書類のやり取りをするだけですね。
わざわざ、移動しなくて済むので、忙しい時でも空いている時間に契約までできるのは嬉しいですね。
オンラインは注意も必要
オンラインで賃貸契約を行う最大のメリットはその手軽さにありますが、注意する必要もあります。
オンライン上での契約は双方に勘違いが生まれやすく、こんなはずではなかったと後々トラブルになる可能性もあります。
オンラインでの内見では実際のイメージと違ったという可能性があります。
細かいところや立地、周りの雰囲気が気になる方は、面倒でも実際に足を運んで現地を確認しましょう。
部分的にオンラインを活用するのが、ベストかもしれませんね。
賃貸契約もオンライン化!IT重説とオンライン内見をすれば、不動産屋へ来店不要です【まとめ】
オンラインでの賃貸契約のやり方やポイントについて紹介しました。
オンライン上での賃貸契約は便利ですがリスクもありますので、慎重に進めてください。