突然の警察からの電話って何か怖い…。でも、私は悪くない! トラブル4
『賃貸でトラブった話』シリーズです。とある方の実体験をご本人にまとめてもらい、記事にさせて頂く体験談シリーズです。
今回は、奈良県在住の30代の主婦さんからです!
こんにちは!
現在、奈良県在住の30代の主婦です。
転勤族の夫に付き添い、今まで東京、愛知、神奈川、兵庫、そして奈良へ移住してきました。
これからお話しするのは、3年前のお話ですので、神奈川県に住んでいた時になります。
いつものように会社の辞令が出たので、神奈川県へ引っ越しをする事になったのです。
不動産会社の担当の方から紹介された物件の中で、私達の生活に適したマンションがすぐに見つかりました。
賃貸契約自体も慣れっこでしたのでとてもスムーズに移住が完了したのです。
ですが、そこで初めてのトラブルが起こってしまいました。
私たちは、車をもっていますので、駐車場は必須条件となっています。
今回、お部屋と一緒に借りた駐車場は、3段式の立体駐車場でした。
指定された位置は、立体駐車場の真ん中です。
入居した時に不動産会社の方に立体駐車場を可動させるための鍵も一緒に預かりました。
その鍵は、地下から引き上げるタイプの立体駐車場の一列を引き上げる事が出来ます。
その為、その鍵一本で、他の二台の車も一緒に上下させる事が出来ます。
立体駐車場は、不慣れな方も多いらしく、入居の際には不動産会社の担当者の方の立ち合いの元、駐車場の位置や動かし方について説明があり、説明通りに駐車しました。
新しい生活が始まって丁度一週間がたったある日のことです。
車で外出しようとした私たち夫婦は、フロントガラスとワイパーの間に何か白いものが挟まっているのに気づきました。
何これ??と思いながら、手に取ると引きちぎられたノートに、「ここに停めるな!車を動かせ!」と荒々しい文字で書かれていたんです。
見たときは、とても驚きました。
ですが、不動産会社の方と立ち合いで駐車場の確認をして停めているはずですので、何かの勘違いだろうと思い、あまり気にせずにそのまま車をその場所に停め続けたのです。
見知らぬ番号からの電話
それから数日のことです。
見知らぬ番号から携帯が鳴ったので、少し不安に思いながらその電話に出ると、まさかの警察からの電話でした。
初めて警察から電話をうけたので、とても驚きました。
もしかして主人が何か犯罪をしてしまったのか!?と色んな思いが一瞬駆け巡りました。(主人の名誉のために言っておきますが、主人のことはとても信用はしています♪一瞬だけです(笑))
そんな思いのなか、まずは話を聞こうと思い、冷静を保って話を聞いたのです。
警察の方からは、こう言われました。
「同じマンションの方から通報がありました。自分の駐車場に車がずっと止められていて迷惑している。車の所有者と連絡を取って今すぐどける様に言って下さい。」と言うのです。
続けて、「車のナンバープレートから持ち主の方を割り出し、登録されている電話番号に連絡していますが、こちらは奥様の携帯ですか?」
確かに私は、主人の妻です。
ですが、腑に落ちません。
私たちは、不動産会社の担当者の方と立ち合いで駐車場の位置を確認しながら駐車した事はず。
でも、心当たりは確かにある…数日前にフロントガラスの所に手紙が置いてあった事を思い出しました。
そのことを警察の方に伝えました。
すると警察の方は、「それでは不動産会社の担当者の方と再度連絡を取って確認して下さい」と言われたので、速やかに行動に移す事を約束し、電話を終えました。
警察からの電話の後、すぐに不動産会社の担当者の方に電話をし、警察からの電話の話を伝えて、すぐに駐車場の確認をしてほしいと依頼しました。
すると、すぐに資料等を確認して下さったのですが、やっぱり駐車している位置で間違いないとの事。
…???
しかし、念には念で大家さんに再度確認して下さるという事で、私は、連絡を待ちました。
すると、何と大家さんは車を所有した事がないご高齢の女性の方で、一度も使った事がない駐車場の位置がうろ覚えだった、という事が判明しました。
何やら怪しい雲域です…。
そこで大家さんにマンションの契約書を全て確認して頂きました。
すると、私たちが止めるべく空いていた駐車場の位置は、実はその列の真ん中ではなく一番しただという事が判明しました。
やっぱりかー!!張り紙の隣人さんには、本当に申し訳ない気持ちがいっぱいになりました。
私は、駐車場の本当の位置が分かった後、すぐに車を本来の場所へ移すことにしました。
その後
その後、張り紙の隣人さんには、私からも、不動産会社の担当者の方からもお詫びをしました。
隣人の方も理解して下さり、冷静になったのか書きなぐった手紙の件を謝って下さりました。
私たちは、人生初の賃貸物件でのトラブルで、警察から連絡が来るのも驚きましたが、何とか平和に解決する事が出来て、夫婦で胸を撫でおろしました。
主人が犯罪を犯したのか!?と疑ったことは、本人には伝えてません(笑)
今回は、誰も防ぐ事が出来ないものだったので、この気持ちをどこにもぶつけられませんでしたが、隣人の方も同じ気持ちだったと思います。
本来、大家さんが悪いのでしょうが、ご高齢の方でしたので文句を言うつもりもありませんでした(笑)
最後は、隣人の方とも挨拶が出来る関係に修復出来たので、良かったと思います。