約束を守らない不動産会社!ルームクリーニングするって言ってたでしょ! トラブル2
『賃貸でトラブった話』シリーズです。とある方の実体験をご本人にまとめてもらい、記事にさせて頂く体験談シリーズです。
今回は、30代の会社員さんからです。
こんにちは!30代の会社員です。
トラブルがあったのは10年ほど前の話で、当時は妻と二人で東京都に住んでいました。
私が体験したトラブルは入居時の汚損・破損と退去費用についてです。
私は、当時住んでいた部屋が手狭になったので、もう少し広い部屋へ引越そうと、近くの賃貸不動産会社へ行きました。
希望に合う物件を紹介いただいたので、そのまま内見を行い、契約をすることに決めました。
ただ、内見時に室内の状況に少し違和感がありました。
営業マンの方が言うには、このお部屋は長く空室だったらしいのです。
見たところ、所々埃を被っていたり、米粒や洋服のタグの切れ端などがフローリングに落ちていたりしました。
流石に「このままの状況で引き渡しではないだろう」とは思ったのですが、念のために営業マンの方へ掃除はされますよね?と確認しました。
営業マンの方は、物件の管理会社へ電話連絡をされ「引き渡しが近くなったらハウスクリーニングを入れる」との回答をもらっていました。
私は、それなら気にすることは無いなと思っていました…
悪い予感は的中する
そのまま、契約手続きを行い引き渡し日の前日夕方頃に鍵を預かりました。
私は、内見時に感じていた違和感もあって、中の様子がすごく気になっていました。
その足で物件に向かい部屋の中を確認したのですが、悪い予感は的中するんですね…。
部屋の中は、物件を内見した時そのままでした!それどころか、きっと埃は増えているはず ”(-“”-)”
時刻は、夜7時を過ぎていましたので、その日に今からハウスクリーニングが入るとは思えません。
急いで、不動産会社へ電話をしたのですが、営業時間が終わっており電話は通じませんでした。
引っ越しは翌日に控えており、午前中に荷物を搬出してその日のうちに搬入する予定になっています。
そのため、そのまま引っ越しを行うと、この汚い部屋に荷物を入れることになってしまうのですが、掃除用具もないのでどうすることもできずに中の写真を何枚か取ってその日は帰宅しました。
結局、自分たちで掃除をすることに
翌日は、妻が転居先の物件へ朝の7時頃から向かって室内の掃除を行い、私が荷物の搬出に立ち会うと言う事にしました。
荷物の搬出が終わってから、私も急いで転居先に向かい到着したのがお昼の12時頃です。
妻が頑張ってくれたおかげで、中は一通り奇麗になっていましたが、妻曰くかなり汚かったとのことでした。
具体的には
・タグの切れ端が落ちている
・埃の塊が窓のレールに溜っている
・キッチンの取っ手などが油っぽくてべたつく
などなど。明らかに清掃がされていないと思える状況です。
それらの状況を清掃前に写真に収めておきました。
私は、引越当日の朝一で不動産会社に電話をしてハウスクリーニングを入れると言った人に事の顛末を話したところ「ハウスクリーニングは入ったはずですが…」と言う何ともあいまいな返答が返ってきました。
実際中が汚いので連絡をしている旨を話しても、確認して折り返すと言ったままその日は連絡がありませんでした。
結局、折り返しが来ないので翌日、私から再度電話をしたのですが、担当者が不在でわからないとのことでした。
このままだと泣き寝入りは、私の性分ではありません。
私たちの苛立ちもピークに達し、徹底的にやってやろうと思い、不動産会社宛てに入居前の状態を撮った写真とその説明をまとめたもの、加えて契約時の担当者との会話を時系列で記した文書を送りつけました!
担当が変わるパターン
数日して管理会社から電話があり、担当者が変わったとのことで別の人からの電話でした。
私が送った書類の内容を確認して、どのような対応をなさるのかを尋ねたら
「これからハウスクリーニングを行うという事でいかがでしたでしょうか?」
との返事でした。
私は、「既に引っ越ししていて荷物も入っているので。これからハウスクリーニングを行うのですか?また、引っ越し前に自身で中を清掃しておりその旨の内容も文章でお送りしていますが、ご覧いただけていますか?」と返答を返しました。
そうすると、再度確認をしてから、また折り返すという事で電話を一旦お切りになりました。
またまた担当が変わるパターン
翌日、また別の担当者から電話があり清掃がされていなかった事に対する謝罪と「退去時に行うハウスクリーニングの費用については請求しない」と言うお話をされました。
私たちは、退去時に清掃費用は支払うものと認識していたので、「退去時に請求しない」という内容で納得し、今回の件については話を終わらせることにしました。
ただ、後から話がこじれても嫌なので、退去時のクリーニング費用についての取り決めを文書にして貰いたいと言ったのですが「こちらで記録を残しておくので大丈夫です。」と言われて結局そのまま何も取り交わすことなく終わりました。
この時また、嫌な予感はしていたんですが…。
それから2年経ち、私たちは退去することに
それから2年が経ち、私たちは諸事情により引っ越しをしなくてはいけなくなりました。
賃貸の解約をする旨を管理会社に伝え、荷物を全て出した後に退去の立会を行いました。
中の状態を一通り確認してもらい、汚れや傷について確認をして、その場で修繕にかかる費用を算出されていました。
また、悪い予感が的中…。
そして、見積もりの中身を見てみると、そこには『ハウスクリーニング費用』がしっかりと入っていたのです( ゚Д゚) やっぱりかー!!( ゚Д゚)!!
私は一周回って、笑いすら感じてきました…。
立ち合いに来られた方に「ハウスクリーニング費用は負担できません」と伝えました。
そうすると、その方は「契約書に記載されている内容なので負担をして貰わないと困ります」と言うお返事でした。
まぁ、2年前のことを引き継いでいない方なら、そう言うでしょうね。と、半ば呆れていました。
そこから、私は入居当時の一連の事を説明したのです。
そうすると、立ち合いの方も困惑しており「戻って確認をする」という事でその場は鍵を返却して終わりました。
その日のうちに電話があり、ハウスクリーニング費用については請求しないという連絡が入りました。
ということで、この一連のトラブル話は終わりを迎えます。
やっぱり、「記録を残しておくので大丈夫」と言う言葉を鵜呑みにせず、覚書を作ってもらうべきでしたね。
良かった点は、当時状況の写真をしっかり取っておいたことで、後々きちんと証拠として説明をすることが出来たことですね。