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賃貸物件で多い騒音トラブルの対策とは?

賃貸住宅で多い騒音トラブル、物件選びや部屋選びでリスクが軽減、トラブル事例も…。

賃貸住宅で最も多い騒音トラブル、物件選びや部屋選びでリスクを軽減しましょう。

賃貸物件で多い騒音トラブルの対策とは?

賃貸の騒音問題って本当に嫌ですよねー。
そうですね。管理会社に寄せられるクレームの中でもトップレベルの数なんですよね。
出来るだけ騒音問題と無関係でいたいのですが、どんな基準で賃貸物件を選べば良いのでしょうか?
わかりました、賃貸物件にも特徴がありますので、詳しく説明していきます。

騒音クレームに合わないお部屋の選び方

集合住宅に住んでいると、トラブルって発生しがちです。
トラブルといってもゴミ問題、悪臭、違法駐車、ペット問題、騒音など色んなパターンがありますね。
その中で賃貸住宅で一番多いだろうトラブルは、騒音トラブルになります。
集合住宅に住むとなれば、隣や上の階の人の生活音は多少は聞こえるものですが、音が度を超せば騒音となります。
賃貸住宅にお試し期間などがあれば、そのお部屋の環境を知ることもできるのですが、残念ながらお試しはできません。
契約までに出来る限りの情報を集めて、騒音トラブルに合わないように対策をしていきましょう。
今回は、騒音トラブル合わないための最善の選択肢を考えてお話したいと思います。

騒音トラブルは精神的にも経済的にも負担になる

賃貸物件で多い騒音トラブルの対策とは?

トラブルは、マンションやアパートのみならず、戸建ての賃貸でも人が集まる場所ではどこでも起こる可能性があります。
音を気にする毎日だと生活が窮屈になり精神的にもよくありません。
もし、隣人が騒音出すようなトラブルの元凶でも、直接的に注意をしてしまうと、暴力事件に発展することもありますので、慎重にならざるを得ません。
そんな中、我慢の限界で他の場所に引っ越しすると判断される方もいます。
そうなれば、他の賃貸物件に引っ越す為の初期費用も掛かりますので、経済的にも負担がかかってしまいます。
そうならないように、物件の選び方から考えていきましょう。

ここで騒音トラブル事例の別記事を紹介します。

騒音トラブル事例

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騒音トラブルを回避する為の賃貸物件選び

賃貸探しで防犯やセキュリティって重要!

騒音トラブルを回避したいなら、入居する物件の選び方でリスクは変わるはずです。
入居前には内見して部屋を見るはずですので、そのときに音が発生しやすいかどうか確認しましょう。

賃貸物件の構造を考えて住む部屋を決める

室内や室外の音が響きやすいかどうかは、建物の構造で決まります。
音が響きやすいのが木造であり、音が響きにくいのが鉄筋コンクリートです。

  1. 木造
  2. 軽量鉄骨造
  3. 重量鉄骨造
  4. 鉄筋コンクリート造

響きやすさは、上記のようになります。
ちなみに、木造と軽量鉄骨は、音の響きやすさにほとんど差がありません。
騒音トラブルを避けて防音性の高い部屋に住みたいなら、鉄筋コンクリートの建物を選びたいところです。
また、賃貸物件の家賃では他と比べて木造は安価な設定ですが、鉄筋コンクリートはより高くなってしまいます。
経済的なことを考えると、鉄筋コンクリートは、選びたくても難しい選択肢になるかもしれません。
※鉄筋コンクリートはRCと表記されていることもあります。

ここで、防音対策で選ぶ鉄筋コンクリートの別記事を紹介します

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選ぶ部屋は、最上階や角部屋、独立部屋が良い

角部屋を選ぶ

物件の構造以外にも騒音リスクを下げる方法があります。
建物には角部屋と中部屋というものがあります。
両面に隣り合わせた部屋がある中部屋よりも、片面だけになっている角部屋の方が、騒音のリスクが半分になります。

角部屋と中部屋を比較すると多少角部屋の方が家賃は高くなることが多いのですが、それでも角部屋の方が人気はあります。
中には、角部屋限定でお探しのお客様もいるくらいです。

音の問題以外にも角部屋のメリットを一つ上げるとすると、2面に窓が付いているので風通しや日当たりが期待できるというのもありますね。
角部屋、中部屋どちらも選べる状態ならば、騒音リスクを考え迷わず角部屋を選ばれることをおすすめします。

ちなみに1フロアに2戸しかなければ、どちらの部屋を選んでも角部屋になりますね。

独立部屋ならさらに良い

角部屋より更にリスクを下げるには、独立部屋というのもあります。
四面全て隣り合わせた部屋が存在しない。共用部分の廊下や階段などの隣接だけで設計されているお部屋です。
共同住宅での騒音リスクを考えるなら、この仕様が一番の理想ではないでしょうか。

最上階を選ぶ

マンション等の集合住宅は、上階下階、左右を別の住居に挟まれています。
最上階であれば、上の階からの足音等が響くことはありませんので、最上階もリスクヘッジには確実になります。

最上階や角部屋のメリットについては、別の記事で詳しく説明をしています。

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築年数、設備による違い

築年数が浅い建物の方が防音性は高くなりがちです。
これは住宅設備の性能が格段に高くなっている効果です。
壁紙は石膏ボードに貼られてあり、その奥には断熱材が入っています。
この石膏ボードや、断熱材の性能が上がり、防音効果も高くなっています。
また窓ガラスやサッシの性能も上がり、気密性が高くなり、防音効果を上げています。

入居者の層を見るのもポイント

どういった人たちが生活しているのかのチェックも必要になってきます。
一番簡単にできる方法は、共用部分をチェックすることです。
駐輪場、エントランス部分、集合ポスト、エレベーター、階段部分などです。
こういった部分の汚れやごみの有無は、お部屋の内見の時にすぐ目につくポイントだと思います。
共用部分は、同じ建物で生活する住人が共同で使用する部分です。
個人の勝手な思いで散らかしたり汚したりしてしまう行動は、その個人の生活にも表れます。
共用部分が汚れている建物は、住人間のトラブルの件数も多くなっているようです。
逆に共用部分がきれいに維持されている物件であれば、騒音クレーム等も少ない傾向があります。
共用部分のメンテナンスがしっかり出来ている賃貸物件というのは、大家さん側の管理体制がしっかりしているとも考えられます。万が一の時は頼りになる行動をとってもらえるだろう安心感もありますね。

物件内見時のポイント

それでは、物件を内見する時のポイントを騒音問題の観点でお話しておきます。

建物自体の平面図を見せてもらおう

賃貸マンションの隣合わせのお部屋は、多くの場合左右対称になっているのはご存じでしょうか。
水回りやガス管を出来る限り効率良く配置するためで、キッチンなどは隣の住居と背中合わせになっている事が多いのです。またトイレやお風呂も背中合わせになっています。
そんな中、生活空間であるリビングや寝室は隣の部屋とどういう位置関係になっているのかを知ることも重要ですね。
出来るならば不動産会社の営業マンに建物全体の平面図を見せてもらいましょう。

夕方から夜にかけてお部屋の内見

夕方から夜にかけてお部屋の内見をしてみるのもオススメです。
不動産会社の営業時間の関係もありますので、営業担当者に相談してみましょう。

過去のクレームの有無を確認する

不動産会社の営業担当者は色々な情報を持っています。
住人間のトラブルが発生している建物は、退去者が非常に多くなっている可能性があります。
このような情報を持っているかもしれませんので聞いてみましょう。

自分は我慢できるが、騒音で迷惑をかけたくない

騒音で迷惑をかけたくない

共同住宅の騒音トラブルは、自分自身が音の元凶になってしまうこともあります。
音を出される側じゃなく音を出す側としてトラブルに巻き込まれるのも避けたいところです。
自分は我慢できるが、他人に迷惑をかけてトラブルになりたくないという方は、こんなお部屋選びはいかがでしょうか。

お子様がいるご家庭は、1階か2階が狙い目!

お子様がいるご家庭では、お子様の足音などでクレームが入ることがよくあります。
小さいお子様は、元気が有り余っていますので、飛び跳ねたりすることは日常です…。
注意をしてもいう事なんて、聞いてくれませんよね…。
そういうご家族には、1階で下層階のないお部屋が良いかもしれませんね。
実際に子供がまだ小さいので、1階限定でお部屋を探したい!という方は沢山いらっしゃいます。

後は、物件をよく見ると、1階には駐車場や倉庫やテナントがあり住居がない物件も少なくありません。
そんな物件なら住居としては2階が最下層になるので、狙い目かもしれませんね。

ここで、マンションの1階のメリットを集めてみたという記事を紹介します。

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生活で気を付けるべき事

大きな音を出せば騒音になりますが、日常生活の中で発生する音も、音に対して過敏な人が近隣にいれば騒音としてとらえられてしまいます。
例えば、上の階の足音でも平気な人と気になる人がいます。
集合住宅で騒音トラブルになるよくある例は以下の通りです。

上階や隣の部屋の足音
上階や隣の部屋の話し声
テレビや、音楽プレイヤーの音
ペットの鳴き声
掃除機や洗濯物の稼働音
ピアノやギターなどの楽器の音

この中では、掃除機や洗濯物の音は昼間だと騒音になりにくいです。
夜中使うと騒音として周囲に音が響き、朝方でも使うとうるさいと感じる方がいます。
気をつけていても、足音がうるさい、窓やドアを開け閉めする音がうるさいなどと苦情になるケースもあります。
騒音トラブルになるかどうかは、近隣にどのような方が住んでいるかの運次第という部分もあります。

騒音問題で困ってしまった時の対応方法

騒音問題で困ってしまった時の対応方法

生活の騒音問題は、エスカレートしていくと深刻なトラブルに発展していく可能性を秘めています。
一番してはいけないことは、騒音の対象者へあなたが直接、文句や話をしに行く行為です。
まずは、大家さんや物件の管理会社に必ず相談してください。必ず対応してもらえるはずです。

騒音の種類によっては対策してもらうことで解決することもあります。
自分自身も常日頃から後述する対策を施しておけば、他人に迷惑をかけずに生活することができます。
一例をお話していきます。

スリッパを常用する

足音は想像しているよりも下の階に響きやすいものです。
常日頃よりスリッパを使用することで、足音は大幅に軽減されます。
また、かかとから着地するような歩き方を心がけるだけでも効果があります。

ダイニングチェアに履かせる靴下

同じ理由で、ダイニングチェアの音も下の階によく響きます。
雑貨店等で、ダイニングチェアに履かせる靴下が販売されています。こちらも騒音軽減に大きな効果があります。

振動の発生するモノには免振ゴムを敷く

細かい振動は建物の壁を通して、思いのほか響きます。
ステレオのスピーカーやダイエット器具など、振動が発生するモノや機械音がするモノには免振ゴムを敷くとよいですよ。

賃貸住宅で最も多い騒音トラブル、物件選びや部屋選びでリスクを軽減しましょう。【まとめ】

賃貸住宅の騒音トラブルは、どのような物件に住むかで、ある程度はリスクを軽減することが出来ます。
騒音トラブルに合わないよう、建物の構造や部屋の位置をしっかりと考えて物件選びをしましょう。

最後に騒音問題でしてはいけないことは、騒音の対象者へあなたが直接、文句や話をしに行く行為でしたね。
騒音トラブルというのは、エスカレートしていくと深刻なトラブルに発展していく可能性を秘めています。
必ず大家さんか管理会社に対応を依頼してください。

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